3次元実線型空間のベクトル列はが与えられたとき、に対して
によって定まるものとする。ただし、である。以下の設問に答えよ。
(1) 任意のに対してのときが零ベクトルに収束するためにの満たすべき条件を求め、のとりうる値の範囲を-平面上に図示せよ。
(2) 任意のに対してのときが零ベクトル以外のベクトルに収束するための条件を示せ。
(3) のときが発散も収束もしない(すなわち、振動する)とする。このときおよびが満たすべき条件を求めよ。
解答:
係数行列を とおく。
の固有値を とすると、固有方程式 は
よって、固有値は である。
対応する固有ベクトルをそれぞれ と選ぶと、これらは互いに直交する基底となる。
と表すとき、
(1)
任意の に対して となる条件は、すべての固有値の絶対値が 未満であることである。すなわち
より かつ であるため、
条件は かつ となる。
ならば であり、 より となる。
このとき となり、 は自動的に満たされる。
よって求める条件は
図示する領域は、軸、軸および直線 で囲まれる直角三角形の内部である。(ただし、 上の線分 は含み、他の境界線は含まない)
(2)
のときは常に に収束するため、題意を「任意の について が収束し、かつ極限が恒等的に零ベクトルにならない()」と解釈する。
このための条件は、最大固有値が であり、他の固有値の絶対値が 未満(または )となることである。
より最大の固有値は であるから、
このとき 、 となり収束条件を満たす。
(※もし「任意の に対して」と厳密に解釈した場合、すべての固有値が となる必要があり、条件は となる)
(3)
数列が振動する条件は、 となる成分において、対応する固有値が または を満たすことである。
とおくと、各固有ベクトル成分 はそれぞれ , , に比例する。
したがって、 および が満たすべき条件は、以下の(i), (ii), (iii)の少なくとも1つが成り立つことである。
此题考察了线性代数中矩阵特征值与特征向量在迭代序列(差分方程)中的应用。通过求解实对称矩阵的特征值,我们可以利用正交基将初始向量展开,从而将矩阵的幂运算转化为各个特征值幂的运算。
关于第二问的题意理解,日文原题“任意の に対して……零ベクトル以外のベクトルに収束する”在字面逻辑上存在悖论,因为当初始向量本身就是零向量时,其极限必然是零向量。因此,在考试中通常存在两种合理的等效理解:
- 极限矩阵不为零矩阵:即序列对于任何初始值都收敛,但极限不仅限于零向量(存在收敛到非零向量的情况),这就要求矩阵的最大特征值为 1。此为最常见的意图,解答中以此作为主答案。
- 任意“非零”初始向量均收敛于非零向量:这就要求无论在哪个特征子空间上的投影,只要不为零,其模长都不会在迭代中衰减,此时意味着所有特征值都必须等于 1,从而退化为单位矩阵()。
在解答时,点出这一逻辑细节能够体现思维的严密性。第三问则是对序列敛散性分类讨论的全面考察,需要根据不同特征值可能超出收敛区间 的情况,分别对初始向量在对应特征空间上的投影系数进行非零限制。