[1] は区間 (ただし,)で連続で, とする。 は1以上の自然数, として, , とすると,定積分
は, 平面上の のグラフで囲まれる領域の面積である。このことを用いて,次の極限値を計算せよ。
[2] 微分方程式
について考える。ただし, である。この微分方程式の解を表す曲線(解曲線)上の点 における接線の傾きは となる。そして, 平面上の多数の点 において,傾きが を持つベクトルを描いたものを「ベクトル場(方向場)」という。
- とすると, 上の任意の点での,解曲線上の接線の傾きは である。 として,ベクトル場を描き, を初期条件とする解曲線の概形を描け。
- 微分方程式 (1) の一般解,および, を満たす特解を求めよ。
[3] を時刻 における血液中のある薬の量であるとし, は,比例定数を として
に従って変化するとする。初期投薬量を とすると,投与された薬は時刻 で即座に血液中に吸収され, であるとする。また,一定時間 ごとに, の量の薬が追加投与され,投与された薬は,毎回即座に血液中に吸収されるとする。つまり, を任意の自然数とし,
で表されるとする。
- において,時刻 での薬の量 を求めよ。
- を求めよ。
- を求めよ。また,じゅうぶん時間が経過した時の血液中の薬の量を求めよ。
- での のグラフの概形を描け。ただし,3) の結果を踏まえ,漸近的な血液中の薬の量との関係がわかるように描くこと。
解答:
[1]
定積分の定義より,
[2]
-
より直線 上の各点に傾き の線分を配置する。求める解曲線は点 を通り,直線 に漸近して減少していく概形となる(図は省略)。
-
微分方程式を変形し,両辺に を掛ける。
一般解は,
初期条件 を代入する。
特解は,
[3]
-
微分方程式 を解くと, となる。
より 。
-
時刻 の直前の薬の量は 。
時刻 で が追加されるため,
時刻 の直前の薬の量は,
よって,
- 同様にして,等比数列の和として求まる。
じゅうぶん時間が経過した時の量は の極限である。
- グラフは で の不連続な増加を持ち,各区間 では指数関数的に減少するのこぎり波状の曲線となる。ピークは であり,漸近的な上限値 に近づく。各区間の終端(下限)は に近づいていく(図は省略)。
本题综合考察了微积分与常微分方程的基础知识。第一大题是经典的利用定积分求数列极限的题型,核心在于将所求和式提出分母的公因子,转化为黎曼和的形式,进而写出对应的定积分表达式求解。第二大题考察了一阶线性常微分方程的解法,第一小问涉及到向量场即方向场和积分曲线的定性绘制,考察对微分方程几何意义的直观理解;第二小问则可以直接利用积分因子法求解,通过凑微分化简等式。第三大题是常微分方程在药代动力学中的经典应用,考察了带有周期性脉冲输入的线性系统,其本质在求解微分方程后,结合周期性给药的边界条件转化为等比数列求和问题,最后利用极限求出系统达到稳态后的药物浓度峰值。