常微分方程 解析几何 洛特卡-沃尔泰拉方程

[1] 次の微分方程式について考えよう。

  1. 一般解を求めよ。
  2. 初期値が および の場合のそれぞれについて, のグラフの特徴がわかるように概形を描け。

[2] によりパラメータ表示された,次の曲線について考えよう。ただし, とする。

  1. 平面上に, での の軌跡の概形を描け。
  2. 原点 を結ぶ線分の長さを とする。 の関係式を求めよ。
  3. から まで変化するときに,原点 を結ぶ線分が掃く部分の面積を とする。微小角 に対して, と表されることを示せ。
  4. を求めよ。
  5. から まで変化するときの の軌跡の長さを とする。微小角 に対して, と表されることを示せ。
  6. を求めよ。

[3] 被食者と捕食者の個体数をそれぞれ として,これらの時間変化をモデル化した,次の2次元非線形力学系について考えよう。ただし, とし, の解を考えることとする。

  1. この力学系において は時間によらず一定であることを示せ。ただし, は自然対数を表す。
  2. この力学系の不動点 を求めよ。
  3. 1)の結果,および,2)で求めた不動点まわりの の符号を考えることにより, 平面上での解軌道 の振る舞いを説明し, の3つの初期値から始まる解軌道を描け。

解答:

[1]
1)
変数分離形として積分する。

これより、 について解くと一般解が得られる。また、 も解である。

( は定数) とする。
の場合、 である。 であり、単調増加し、 で変曲点をもつS字型のロジスティック曲線となる。
の場合、 である。 において単調減少であり、 に漸近する下に凸な曲線となる。
(グラフ概形は省略)

[2]

  1. 対数螺旋(等角螺旋)であり、原点に向かって巻き込む形状となる。(グラフ概形は省略)

極座標における微小面積要素は、半径 、中心角 の扇形の面積で近似できるため、

(証明終)
4)

軌跡の長さの微小要素

を代入すると、

(証明終)
6)

[3]
1)

よって、 は時間によらず一定である。
(証明終)
2)
かつ を解く。 より

1)より解軌道は の等高線上にある。 は不動点 で極大値をとるため、軌道は不動点を囲む閉曲線となり、個体数変動は周期的な振動となる。
まわりの符号を調べると、第1象限から反時計回りに状態が推移する。
指定された3つの初期値は不動点を通る鉛直線上の下方にあり、初期値が から離れる()ほど、形成される閉軌道は外側に大きく広がる。(グラフ概形は省略)


本题考查了常微分方程和动力系统的基础知识。
第一题是分离变量法求解一阶常微分方程的经典模型(Logistic方程),其解的几何行为依赖于初始条件的位置,主要有S型增长和单调衰减两种情况。
第二题是对数螺旋线的极坐标分析,利用极坐标下的微积分公式,分别计算了扇形面积和弧长。面积微元和弧长微元在极坐标下的公式分别为
第三题是经典的Lotka-Volterra捕食者-猎物模型。通过构造类李雅普诺夫函数形式的守恒量证明了系统的能量守恒性,进而求出唯一的正平衡点。系统在相平面上的轨道为围绕平衡点的闭合曲线,对应于捕食者和猎物种群的周期性波动,且距离平衡点越远的初始点所在的闭轨越大。