材料力学 截面二次矩 弯曲应力 偏心受压

図1のように,断面が幅と高さの長方形である長さの片持ちはりに荷重が同時に作用している。ただし,の作用点は座標にある。以下の問に答えよ。

[1] が,の原点Oに作用している場合を考える。

  1. 軸周りの断面二次モーメントを求めよ。
  2. 断面mnに作用するせん断応力の平均値を求めよ。
  3. 断面mnに作用する垂直応力がmn全面で負となるための条件をの不等式で示せ。

[2] 図1においてで,荷重が偏心して作用している場合を考える。

  1. 軸周りの断面二次モーメントを求めよ。
  2. 断面mnに作用する垂直応力がmn全面で負となるための条件式を求め,の範囲を図で示せ。

解答:

[1]
1)

断面mnにおけるせん断力はであるから,

断面mn()における曲げモーメントは であり,断面の上端()で最大の引張曲げ応力が生じる。
全面で垂直応力が負(圧縮)となるためには,この最大引張応力が軸荷重による一様圧縮応力よりも小さければよい。



[2]
1)

偏心荷重は,図心における圧縮荷重および曲げモーメント と等価である(符号は絶対値で考慮)。
断面上の任意の点における垂直応力は,


これが全面で となるためには,断面の四隅 において となればよい。
最大引張成分が生じる点で評価すると,


範囲は,-平面において、4点 を頂点とするひし形の内部(境界を含まない)である。