中心力ポテンシャル のもとで運動する 3次元空間の粒子(質点)を考える。粒子の質量を とし,位置ベクトルを ,その大きさを ,運動量ベクトルを とする。
[1] このポテンシャルによって粒子が受ける力 が, と書けることを示せ。
[2] この粒子の運動について,角運動量ベクトル の時間微分を計算し, が保存していることを示せ。このことより,粒子の運動が定ベクトル に直交する平面内に限られることを示せ。
[3] この平面内に設定された座標 で運動を考え,粒子の位置をベクトル (デカルト座標表示),または (極座標表示)と書く。その間の変換は で与えられる。運動エネルギー及び,角運動量の大きさ を,極座標表示で求めよ。
[4] この系の全エネルギー を平面内の座標を使って書き下せ。また,全エネルギーが保存することを, の時間微分を計算することにより示せ。
[5] 全エネルギー を,保存している角運動量の大きさ を使って,動径方向の成分 だけで書き下し, で書ける運動エネルギーとそれ以外の だけに依存するポテンシャル とに分けて書け。
[6] として,ポテンシャル の概略を図示し,力がつり合う平衡点からわずかにずれた場合は,どのような運動をするか解析せよ。(ヒント:平衡点 から,わずかにずれた軌道 を考える。これをポテンシャルに代入し, について 2次のオーダーまで展開する。)
解答:
[1]
勾配の定義より
合成関数の微分法則より
同様にして 成分も求められるため
(証明終)
[2]
角運動量 の時間微分は
ここで であり、ニュートンの運動方程式 より
ゆえに
となり、角運動量 は保存する。
また、外積の性質から常に が成り立つ。保存量である定ベクトル と位置ベクトル が常に直交するため、粒子の運動は に直交する平面内に限られる。
(証明終)
[3]
、 を時間で微分すると
運動エネルギー は
角運動量の大きさ は
[4]
平面内のデカルト座標を用いると、全エネルギー は
この時間微分は
運動方程式 、 を代入すると
を時間微分すると より となるから
したがって
となり、全エネルギーが保存することが示された。
(証明終)
[5]
[3]の結果より である。これを極座標表示の全エネルギーの式に代入すると
よって
[6]
のとき、有効ポテンシャルは
概略として、 で 、 で に漸近し、その間で極小値(ポテンシャルの谷)をもつ形状となる。
力がつり合う平衡点 では極小値をとるため
微小変位 を用いて を の周りで2次の項までテイラー展開する。
であり、2階微分は
を代入すると
動径方向のエネルギー保存則 を時間微分し、 で割ると運動方程式が得られる。
式を整理すると
これは単振動の運動方程式である。
本题综合考察了经典力学中中心力场下的质点运动规律。主要涉及梯度与保守力的关系、角动量守恒定律的推导、动能与角动量在极坐标系下的表达形式、机械能守恒定律的证明以及利用有效势能分析一维等效径向运动。在最后一问中,通过在平衡点附近对有效势能进行泰勒展开并保留至二阶项,将原本非线性的径向运动方程线性化,从而得出质点在径向做微小简谐振动的结论,这是处理中心力场微扰问题时非常典型和重要的分析方法。